レーザー LASER 2005 12 12
light amplification by stimulated emission of radiation

2005年11月30日の共同通信社のニュースには、このような記事がありました。
「レーザー計画の中止検討 ミサイル防衛で米政府」
 【ワシントン30日共同】米国防総省が進めるミサイル防衛の1つで、
発射直後の弾道ミサイルを、航空機に搭載したレーザーで撃ち落とす
「エアボーン・レーザー(ABL)」計画について、
ホワイトハウスが中止を検討するよう要請していることが明らかになった。
ロイター通信が30日伝えた。
 イラクでの米軍駐留の長期化や、
ハリケーン「カトリーナ」による被害への巨額復興費などを受けた、
ブッシュ政権による予算削減策の一環とみられる。
 同計画は、ボーイング747-400型機に搭載した高出力レーザーで、
弾道ミサイルを破壊する構想。

 高出力レーザーとなると、ボーイング747-400型機に搭載するほど、
巨大化してしまうのでしょう。
現在のレーザー技術には、もう一歩、ブレークスルーが必要だと思います。
アメリカには、そのブレークスルーが見つからなかったということでしょう。
いずれにしても、こうした技術は、平和利用したいものです。

究極の抑止兵器 ultimate weapon of deterrence 2005 2 16
 核兵器は、前世紀の古い兵器です。
こうした古い兵器を、地球上から撤廃することが、多くの人の願いです。
にもかかわらず、いまだに、こうした古い兵器の開発が終わりません。
 「核兵器の廃絶」と主張したところで、核兵器はなくなりませんので、
「核兵器を超える兵器」や「核兵器を無効にする兵器」を作るしかないでしょう。
 レーザーというと、赤い光など、
色の付いたレーザーを連想するでしょうが、無色透明なレーザーもあります。
 たとえば、赤外線レーザーや紫外線レーザーです。
その応用例として、X線レーザーがあります。
X線レーザーは、直進性が強いとともに、膨大なエネルギーを発揮します。
だから、核兵器の格納庫に対して、
はるか彼方から、X線レーザーを照射しても、核爆発が起きます。
 こうしたX線レーザー砲を、飛行機や衛星に搭載して、
核兵器の格納庫に対して、照準を合わせれば、究極の抑止兵器となるでしょう。
 もちろん、X線レーザーを作ることは、まだ数多くの問題があります。
しかし、青色LEDの開発のように、不可能が可能になってしまうのが、科学技術です。
科学技術には、必ず、ブレークスルーがあります。
 科学技術を、このようなことに利用するのは、誠に残念ですが、
核兵器の開発を、いまだに止めない国が多いのは、さらに残念なことです。
 日本は、核兵器の保有国になるべきではありませんが、
X線レーザーの保有国にはなるべきです。

昼間のステルス diurnal stealth plane 2003/2/11
 2003年2月9日の日経産業新聞を読んでいて、おもしろい記事を見つけました。
「ELの発光に期待」、「海外でも通用するはず」、「玩具以外でも」とありますね。
 現在の有機ELはガラス製が主力となっていますが、樹脂製等の他の材質で作ることで、
折り曲げることも可能になりますし、新たな用途の拡大なども見込まれます。
 海外で通用させて、玩具以外で、折り曲げることができるのならば、いい利用法があります。
それは、有機ELパネルを、ステルス飛行機の外部パネルに使用することです。
 B2ステルスは、まるで海に泳ぐエイのような形をしています。
ほとんど平面でできています。
レーダーに映らない特徴をもっていますが、欠点があります。
 それは、昼間、飛行すれば、レーダーには映らないですけれど、
機体が黒なので、人間の目には見えてしまいます。
 そこで、有機ELパネルを機体に貼り付け、
晴天ならば青色に発光させ、曇天ならばグレーに発光させ、夜は黒色に発光させればいいのです。
これで人間の目からもステルスになります。









































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